【簡単まとめ】感染者・濃厚接触者の隔離期間のまとめ

症状 濃厚接触者 待機期間対処法
Mother measuring temperature of her ill kid. Sick child with high fever, mother holding thermometer.
この記事は約5分で読めます。

著)ヘルスケア・アドバイザー:前田 義徳(マエダ ヨシノリ)

2022年7月22日、政府は濃厚接触者の待機期間を7日間から「5日間」に、検査を行うことで最短「3日」で待機解除することが通達されました。

このブログでは、「有症状者」「無症状者」そして「濃厚接触者」の療養期間(隔離期間)についてましたのでご参考ください。

■有症状者とは?

発熱、咳、ノドの痛みなどの「症状」がある方を指します。

症状が出ただけではコロナなのか、風邪なのか分かりません。そこで、PCR検査や抗原検査を行い、「コロナ陽性」と結果が出た場合に、自宅や宿泊施設で療養(隔離)する必要があり、その期間を「療養期間(隔離期間」と呼びます。

有症状者の療養期間の解除日は?

発症日から10日間経過し、かつ、症状軽快後、72時間経過した場合となっています。

症状軽快とは「解熱剤を使用しないで解熱し、呼吸器症状が改善傾向にあること」を指します。また、72時間経過とは3日経過を指します。

つまり、次の計算となります。

「発熱など症状が出た日」+7日間(症状軽快)+3日間=10日間

単純に、発症した日に10を足した日が、療養期間の終了日となります。

(例えば、7月20日に発症した場合は、プラス10の「7月30日」が最終日となります。)

【豆知識】

フランス公衆衛生局および国立感染研究所の新しい研究によると、ウイルスの放出は「発症後の3~6日」でもっとも多く、ワクチンを接種済の感染者の場合は、発症から10日後にはウイルスが検出されていない」ことが報告されています。
また、コロナによる症状が出る期間の中央値は、BA.1(日本の第6波)では 4 日間、BA.4 および BA.5 患者の場合は 7 日間と報告されています。

■無症状者とは?

検査をしてコロナ「陽性」と結果が出たが、症状がない方を指します。

(※ 執筆時7月23日現在、最新データによると、BA.5による無症状者の割合は10.9%)
(※ 参考値:第6波(BA.1)では、無症状者の割合は3%)

無症状者の療養期間の解除日は?

検体を採取した日から7日間を経過した日

つまり、次の計算となります。

検査(PCRや抗体検査)をした日+7日=7日間

単純に、検査した日に7を足した日が、療養期間の終了日となります。

(例えば、7月20日に検査した場合は、7日をプラスした「7月27日」が最終日となります。)

■濃厚接触者とは?

感染可能期間に接触した方のうち、次の範囲に該当する方を濃厚接触者としています。
・患者と同居、あるいは長時間の接触(車内・航空機など)があった人
・適切な感染防護なしに患者を診察、看護もしくは介護した人
・患者の気道分泌液もしくは体液等の汚染物質に直接触れた可能性が高い人
・その他、手で触れることの出来る距離(目安として1メートル)で、必要な感染予防策(マスクなど)なしで15分以上接触があった人(周辺の環境や接触の状況等個々の状況から患者の感染性を総合的に判断する)

感染可能期間って何?

・有症状者は発症した2日前~療養終了日まで
あるいは
・無症状者が検体採取した日の2日前~療養終了日まで

となります。

濃厚接触者の待機期間は?

患者(有症状者または無症状者)と最終接触した日を0日として、翌日から5日間を経過した場合としています。

つまり、次の計算となります。

患者と最後に接触した日+5日

例えば、7月20日に有症状者と接触した場合、5日をプラスした日=25日が待機最終日となります。

では、同居している家族の中で2人発症した場合は、どうなるの?

その2人のうち、どちらか「遅いほうの方が発症した日」が最終接触日となります。

例えば、家族内の1人が7月20日に発症し、あなたがその看病をしていた場合、最終接触日は7月20日、プラスの5日で、待機最終日は7月25日となっていました。

しかしその後、家族内のもう1人が、7月23日に発症し、あなたがその看病をした場合、23日が最終接触日となりますので、予定の25日ではなくなり、23日プラス5日の7月28日が待機最終日となります。

5日ではなく3日に短縮したのでは?

原則は「5日間(6日目に解除)」です。

しかし、2日目および3日目に「体外診断用医薬品」と表示された「抗原検査キット」を用いた検査(自己負担)で、陰性が確認された場合に限り、3日目から待機解除となります。

抗原検査キット購入の際の注意点は、こちらをご参照ください。

知る方法は、「潜伏期間」から逆算することができます。
病原体に感染してから初発症状が発生するまでの期間を「潜伏期間」といいますが、米国CDCの調査によると、感染症の平均的な潜伏期間は次のようになります。

  • 従来のインフルエンザ:2日間
  • デルタ株など従来の新型コロナ:5日間
  • オミクロン株:3日間

オミクロン株は、従来の新型コロナウイルスよりも潜伏期が2日短くなっています。つまり、従来のデルタ株と比較すると、感染すると早く症状が発生するということになります。見方を変えると、発熱や咳など風邪のような症状が出た日の3日前に感染したんだな!と考えることができます。

注意しておきたいその他のポイント

夏休みで帰省や旅行に行かれる方も多くなると思います。その際に、帰省先や旅行先の「現地でコロナ陽性」となった場合に注意が必要です。

陽性者は、入院・宿泊療養施設などの移動に際し、公共交通機関が利用できなくなります。それまでの間、現地の宿泊施設での延泊が必要になる可能性があります。

また、自治体によっては、入院・宿泊療養施設が提供されない場合があります。

濃厚接触者には、入院・宿泊療養施設が提供されないため、公共交通機関を使わずに帰宅するか、宿泊施設で延泊する必要があります。

上記のポイントから、帰省先や旅行先の自治体のホームページ等で事前に確認しておくことをおススメします。(現地の保健所および病院などの連絡先も確認しておいたほうがベストです)

参考文献

対処法
この記事を書いた人
YOSHINORI MAEDA

研究者/アドバイザー

スタンフォード大学医学部COVID-19&免疫・幹細胞学コース等を修了。新型コロナウイルス・美容・健康についてエビデンスを元に「知りたい情報をわかりやすく」情報発信するブログを開設。
詳しいプロフィールはコチラ

YOSHINORI MAEDAをフォローする
MaedaNotes
タイトルとURLをコピーしました