【2023年夏:保存版】ヘルパンギーナ・手足口病・RSウイルス・アデノウイルスetc)による症状比較(まとめ)

ヘルパンギーナ RSウイルス アデノウイルス感染者&症例
ヘルパンギーナ RSウイルス アデノウイルス
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ヘルスケア・アドバイザーの前田義徳です。

スタンフォード大学医学部COVID-19&免疫・幹細胞学コース等を修了。ウイルス感染・美容・健康についてエビデンスを元に「知りたい情報をわかりやすく」情報発信しています。

本記事の執筆時(2023年5月10日時点)、世界各国のSNSやGoogle検索ワードの増加数を見てみると、暖かい気候で増殖するウイルス「エンテロウイルス」の検索数が増加しており、このままのペースでいくと日本でも広がる恐れがあります。

「エンテロウイルス」とは聞きなれないウイルスですが、「ヘルパンギーナ」や「手足口病」などの発症原因となるウイルスです。

そこで本記事では、「ヘルパンギーナ」、「手足口病」に始まり、さらにはRSウイルスやアデノウイルスといった病原体にまで焦点を当て、それぞれの特徴や症状、発症期間、そして、あなたがご家族を守るための対処法を、誰もが理解できるようなまとめました。

10歳未満の無垢なる笑顔をお持ちのご家庭には、貴重なご家族を守るための知識として、この記事を心からおススメします。あなたがこれらの知識を手にすることで、家族はあなたを頼りに、そして大切な命を守ることができます。是非、最後までご一読ください。

2023年、夏風邪の主な特徴

本記事で挙げる夏風邪(感染症)は次の8種類です。
・ヘルパンギーナ

・手足口病

・RSウイルス

・アデノウイルス

・溶連菌

・インフルエンザ

・新型コロナウイルス

まず、これらの夏風邪と熱中症の特徴についてまとめます。

特 徴
ヘルパンギーナ・初夏~秋にかけて流行
・主に5歳以下のお子様に多く感染
・ウイルス性の咽頭炎(口や喉に水泡ができ、強い痛みを伴う)
・突然の高熱(38~40℃)が、2~3日続く
手足口病・初夏~秋にかけて流行
・子供~大人まで感染
・ウイルス性による口内炎、手足の発疹
・感染後3~7日以内に、突然の高熱(38℃以上)
RSウイルス・乳幼児期の気管支炎や肺炎の原因
・2歳までに、ほぼすべての乳幼児が一度は感染
・まず、鼻水や微熱の症状後、せきが出てくる
・発熱は、4~6日ほどで、通常は数日~1週間で軽快
アデノウイルス・子供~大人まで感染
・プール熱とも呼ばれ、高熱、咽頭炎、結膜炎が特徴
・潜伏期間は5~7日(ウイルスの型によっては2~14日の場合がある)
溶連菌・3~15歳までの子どもに多く見られるが、大人も感染する
・のどの痛み、発熱、首のリンパ節の腫れが特徴
・早めの医療機関にて抗生物質を処方してもらう必要あり
インフルエンザ・感染後1~3日後に発症
・突然の高熱(38.5℃以上)、せき、のどの痛み、頭痛、倦怠感が特徴
・発症後、約1週間程度で回復
新型コロナ・感染から発症までの期間は5~6日程度
・発熱、せき、喉の痛み、味覚や嗅覚の障害が特徴
・パルスオキシメーターで血中酸素飽和度を測定し、93%以下の場合はすぐに緊急医療機関に連絡
熱中症・暑さによって体温調節ができなくなり、体内の水分や塩分が不足する健康障害
・熱けいれん、熱疲労、熱射病、熱失神が特徴
・一般的に、暑さにさらされてから数日後に発症する
。暑さに慣れていない人、体調が悪い人の場合は、数分から数時間で発症する場合がある。

※ご注意ください。

よくある質問:
これらのウイルスが同時にかかる場合はありますか?

答え:
はい、あります。
例えば、RSウイルスと手足口病を同時に患うケースです。理由は、どちらもウイルスによって引き起こされる呼吸器疾患であることです。 RSウイルスは呼吸器合胞体ウイルス(RSV)によって引き起こされますが、手足口病はコクサッキーウイルスまたはエンテロウイルスによって引き起こされます。

RSウイルスと手足口病の症状は重複する可能性があるため、両方の感染症を同時に発症する可能性があります。症状の現れ方は、次のテーマで詳しくまとめていますが、RSウイルスの一般的な症状には次のようなものがあります。
・鼻水、せき、喘鳴、熱、呼吸困難

一方の、手足口病の一般的な症状には次のようなものがあります。
・熱、口内炎、手、足、場合によってはお尻に発疹が出る、疲れ

これらが、同時に発症するケースがあります。
同様に、他のウイルスによっても同時に発症するケースもあります。
発症している症状を観察し、他のウイルスによる症状がみられる場合は、医師の診察を受けることが重要です。 どちらの感染症にも特別な治療法はありませんが、医師は症状を管理するのに役立ちます。

それでは次に、これらの影響による具体的な症状を見てみましょう。

具体的な主な症状

主な症状
ヘルパンギーナ【発熱】
突然の高熱で発症します。38~40℃の高熱が2~3日間続きます。発熱時にはけいれんを起こすこともあります。

【水疱】
口の中や喉に水疱ができます。水疱は1~2mm大で10個以下です。水疱は1日以内に破れて潰瘍になります。潰瘍は3~4mm大で5~6日間で治ります。

【痛み】
水疱や潰瘍は食事や飲み物で刺激されて激しい痛みを引き起こします。食欲不振や飲み込み困難などが起こります。

【消化器系】
嘔吐や下痢などの消化器系の症状も出ることがあります。下痢がひどい場合は脱水症に注意が必要です。
手足口病【発熱】
38度以上の高熱が出ることがあります。発熱は感染後3~7日以内に現れます。

【口内炎】
口の中に赤い水ぶくれや小さな水疱ができます。水ぶくれはやがて潰れて潰瘍になります。口内炎は食事や飲み物を摂るときに痛みを感じることがあります。

【手足の発疹】
手のひらや足の裏に赤い斑点や水ぶくれができます。水ぶくれはやがて乾燥してかさぶたになります。手足の発疹はかゆみを伴うことがあります。

【その他】
咽頭炎や咳、下痢、嘔吐などの消化器系の不調を起こすことがあります。
RSウイルス【初期症状】
まず鼻水や発熱(微熱が多い)がみられます。

【せき】
その後、せきが出てきて、気管内側の粘膜が腫れて空気の通り道が狭くなることで、喘息のようなゼーゼーという呼吸困難が出てきます。このような症状を細気管支炎と呼びます。

【注意①:6カ月未満の乳児の場合】
重症化しやすく、呼吸困難がひどくなると哺乳や睡眠もままならなくなります。

【注意②:3カ月未満の乳児の場合】
息を止めてしまう無呼吸という症状もみられることがあります。重症例では人工呼吸器を使った治療が必要になる場合もあります。

【鼻水】
鼻水がかなり多く出るため、経過中に中耳炎を合併したり、低ナトリウム血症や”けいれん”などがみられることもあります。
アデノウイルス【 咽頭結膜熱(プール熱)】
高熱、咽頭炎、結膜炎などが特徴的です。プールの水やタオルなどで感染することが多いのが特徴で。

【 呼吸器感染症】
鼻炎、咽頭炎、気管支炎、肺炎などが起こります。特に7型は重篤な肺炎や髄膜炎などを引き起こすことがあります。

【流行性角結膜炎】
目の充血や目やにが見られます。感染力が非常に高く、学校や職場で流行することがあります。

【 感染性胃腸炎】
下痢や嘔吐などが起こります。乳幼児に多く見られます。

【出血性膀胱炎】
血尿や頻尿などが起こります。3日ほどで改善されますが、尿潜血は10日ほど続く場合もあります。
溶連菌【主な症状】
のどの痛み、発熱、首のリンパ節の腫れ

【注意】
放置すると心臓や腎臓などに重篤な合併症を引き起こす可能性があるので、早めに医療機関を受診し、抗生物質を処方してもらう必要があります。抗生物質は10日間から2週間程度飲み続けることで、細菌を完全に退治し、合併症を予防することができます。
インフルエンザ【主な症状】
個人差やウイルスによって異なりますが、高熱(38.5℃以上)、せき、のどの痛み、頭痛、筋肉痛や関節痛、倦怠感やだるさが一般的な症状です。

【注意】
高齢者や基礎疾患のある方は、重症化しやすいため、注意が必要です。
新型コロナ【主な症状】
発熱(37.5℃以上)、せき、のどの痛み、味覚や嗅覚の障害、頭痛、筋肉痛や関節痛、倦怠感やだるさ、下痢

【注意】
重症化すると、呼吸困難や肺炎などの合併症が起こることもあります。
熱中症【熱けいれん】
筋肉に激しいけいれんや痛みが起こり、主に脚や腹部に発生します。

【熱疲労】
頭痛やめまい、吐き気や嘔吐、発汗や脱水、倦怠感や集中力低下などが起こります。(意識ははっきりしています。)

【熱射病】
高温多湿の環境で長時間過ごしたり、激しい運動をしたりすると起こります。頭痛やめまい、吐き気や嘔吐、発汗や脱水、倦怠感や集中力低下に加えて、意識障害や錯乱、けいれんや昏睡などが起こります。体温は40度以上に上がることもあります。

【熱失神】
立ちくらみや失神が起こります。主に高齢者や血圧が低い人に多くみられます。意識はすぐに回復します。

つらいノドの痛み等については、コチラもご参考ください。

まれに出る「赤い発疹」や「蕁麻疹」については、コチラもご参考ください。

【重要】
乳幼児期のお子様においては、38℃以上の発熱がある場合「熱性けいれん」が起こる場合があります。
もし、お子様が熱性けいれんを起こした場合、次の対策を行ってください。
①けいれんが起きた時間(何時何分)を確認
②衣服をゆるめる
③けいれんの様子をチェック(目の向きは?手足のけいれんは左右対称か?)
※その間、呼び起こそうとしたり、身体をゆすったりしないでください。
(2~3分で治まり、その後、いったん眠ってしまうことが多いので慌てないでください。)
④③のチェック後、かかりつけ医や「受診・相談センター」に連絡し、指示に従ってください。
⑤5分以上けいれんがおさまりそうにない時は、救急車を呼びましょう。

それでは、これらの症状の発症経過について見てみましょう。

具体的な発症経過

発症経過
ヘルパンギーナヘルパンギーナは、ウイルスが原因なので特別な治療法はありません。ほとんどの場合は自然治癒します。

※注意
まれに重篤な合併症を起こすこともあります。合併症としては、ウイルス性髄膜炎や心筋炎などが報告されています。これらの合併症は非常に危険ですので、以下のような場合はすぐに医師に相談してください。
 – 高熱が4日以上下がらない
– 頭痛や吐き気・嘔吐がひどくなる
– 意識障害やけいれんが起こる
– 呼吸困難や胸痛が起こる
手足口病「手足口病」は、ウイルスが唾液や鼻水、便などに含まれるため、飛沫感染や接触感染で広がります。
感染力が強いため、発症後1~2週間は感染性があります。
また、無症候性キャリアという、自分では発熱や発疹などの自覚症状がないけれどもウイルスを保有している人も存在します。そのため、「手足口病」は予防することが難しいと言えます。

※注意
「手足口病」は自然治癒することが多く、特効薬はありません。しかし、重篤な合併症を引き起こす可能性もあるため、医師の診察を受けることが望ましいです。
RSウイルスRSウイルス感染症の発症期間は個人差がありますが、感染してから症状が出るまでの潜伏期間は3〜5日です。
発熱は4〜6日ほどであることが多く、通常は数日〜1週間で軽快します。

※注意
1週間以上発熱が持続する場合、他の合併症を起こす可能性もあるため、医師の診察を受けることが望ましいです。
アデノウイルスアデノウイルスの感染経路は主に飛沫感染と接触感染です。咳やくしゃみで飛んだ唾液や鼻水、目やになどに含まれるウイルスを鼻や口から吸い込んだり、手やタオルなどで触れたりすることで感染します。
 
アデノウイルスの潜伏期間は一般的に5~7日程度ですが、ウイルスの型によっては2~14日と幅広い場合もあります。また、発症後も長期間ウイルスを排出することがあるので、注意が必要です。
溶連菌溶連菌感染症は、放置すると心臓や腎臓などに重篤な合併症を引き起こす可能性があるので、早めに医療機関を受診し、抗生物質を処方してもらう必要があります。
抗生物質は10日間から2週間程度飲み続けることで、細菌を完全に退治し、合併症を予防することができます。
インフルエンザインフルエンザウイルスに感染してから1〜3日後に発症します。発症後は、約1週間程度で回復することが多いですが、個人差やウイルスの種類によって異なります。

※注意
高齢者や基礎疾患のある方は、重症化しやすいため、注意が必要です。
新型コロナ感染から発症までの期間は平均で5~6日とされていますが、個人差があります。最長で14日以内に発症すると考えられています。
熱中症熱中症の具体的な発症期間は、暑さに慣れていない人や体調が悪い人は数分から数時間で起こることもありますが、一般的には暑さにさらされてから数日後に起こることが多いです。
特に注意が必要なのは、暑さが急激に上昇する日や湿度が高い日です。また、夜間でも気温が下がらずに暑い日も危険です。

具体的な症状と発症経過をみることができました。
次は、これらの症状に対する具体的な対処法について見てみましょう。

夏風邪、熱中症の対処法

対処法
ヘルパンギーナヘルパンギーナに対しての抗ウイルス薬はありませんので、基本的に対症療法となります。

・発熱時には解熱鎮痛薬(アセトアミノフェン(通称カロナール)を適切に服用
・口内、のどの痛みを和らげるために、刺激の少ない食事や飲み物を摂取
・下痢や嘔吐がある場合は、食事を控えたり薄めたりし、水分補給をこまめに。

※注意
脱水症に注意してください。水分を十分に摂取しても尿の量が減ったり、泣いても涙が出なかったりする場合は脱水症の可能性があります。元気がなくぐったりしている場合も同様です。脱水症になると重篤な状態に陥ることがありますので、早めに医師に相談してください。
手足口病手足口病に対しての抗ウイルス薬はありませんので、基本的に対症療法となります。

【病院で診察を受ける】
「手足口病」は他の感染症と間違えやすいため、正確な診断を受けることが必要です。また、合併症の有無や重症度を判断するためにも医師の診察を受けることが望ましいです。

【水分補給】
発熱や下痢、嘔吐などで水分が失われると脱水になる恐れがあります。そのため、水分補給をこまめに行うことが重要です。ただし、冷たい飲み物や酸味の強い飲み物は口内炎を刺激してしまうため避けましょう。

【栄養バランスの良い食事】
「手足口病」では食欲が低下することが多いですが、体力を回復させるためにも栄養バランスの良い食事を摂ることが大切です。口内炎がひどい場合には、柔らかくて消化の良い食べ物を少量ずつ摂ることがおすすめです。

【安静】
「手足口病」は体力を消耗する感染症です。無理をせずに安静にすることで、体の負担を減らし、回復を促すことができます。
RSウイルスRSウイルスに対しての抗ウイルス薬はありませんので、基本的に対症療法となります。

【水分補給】
脱水にならないように水分補給。哺乳量や水分摂取量が減っている場合は、輸液や胃チューブを使用した経管栄養を行います。

【解熱鎮痛薬】
発熱が高い場合は解熱剤を使用する。市販の解熱剤でも大丈夫ですが、念のため診察をして医師に処方してもらうか、または医師に相談してください。

【分泌物を吸引】
鼻水や痰などの分泌物を吸引したり排泄を促しましょう。十分な加湿や鼻腔吸引が基本ですが、最近では高めの濃度(3%)の食塩水を定期的にネブライザーで吸入することにより、痰が気管から外に出やすくなり、症状の改善が早いという報告もあります。

※注意
鼻水を止める抗ヒスタミン薬は、鼻水や痰の粘り気を高める作用があり、かえって痰が気管から出にくくなってしまう可能性があるので、控えた方がいいです。

※注意②
呼吸困難がひどい場合は人工呼吸器による治療が必要です。救急車を呼んでください。

※注意③
熱性けいれんを起こした場合は、安全な場所に移し、衣服を緩め、嘔吐物が喉につまらないよう顔を横に向けてください。5分以上痙攣が続く・けいれんに左右差がある・発作後の様子がおかしい・発作を繰り返す場合は、救急車を呼んでください。
アデノウイルスアデノウイルスに対しての抗ウイルス薬はありませんので、基本的に対症療法となります。
発熱には解熱剤、結膜炎には点眼薬、胃腸炎には整腸剤などを使用してください。水分補給や安静も大切です。
溶連菌溶連菌感染症は、放置すると心臓や腎臓などに重篤な合併症を引き起こす可能性があるので、早めに医療機関を受診し、抗生物質を処方してもらう必要があります。

溶連菌は感染症では、のどが非常に痛くなるのが特徴ですので、食事や水分補給が困難になります。喉に細菌が増殖して炎症を起こしている状況ですので、喉の抗炎症作用がある食材を摂ると良いです。
例えば、大根や玉ねぎなどは喉に良いとされています。はちみつ大根や大根と卵の味噌汁などはおすすめです。

溶連菌感染症では、胃腸にも負担がかかりやすく、下痢や嘔吐を伴うこともあります。そのため、消化に良いものを摂るようにしましょう。油っこい揚げ物や肉の炒め物は避けて、お粥や茶碗蒸しなどのやわらかくてシンプルなものが良いです。また、食物繊維が豊富な野菜もこの時期は控えめにしましょう。
インフルエンザ・解熱剤や咳止め薬などは自己判断で使用せず、医師や薬剤師に相談してください。
特にアスピリンはレイ症候群という重篤な副作用を引き起こす可能性があるため、インフルエンザの場合は使用しないでください。

・抗インフルエンザ薬は、インフルエンザウイルスの増殖を抑える効果があります。しかし、発症後48時間以内であれば効果が期待できますが、それ以降では効果が低下します。また、副作用もあるため、医師の指示に従って服用してください。

・ 水分や栄養を十分に摂り、安静にする。
安静にすることで、体力を温存し、免疫力を高めることができます。
新型コロナ保健所やかかりつけ医などに連絡し、指示に従ってください。
・療養期間中は外出を控えて自宅や宿泊施設で過ごしてください。
・熱が高くつらい場合は、市販の解熱剤を用法・用量を守って服用してください。
・咳がひどく痰が絡んでつらい場合は、横向きに寝たり、背中を叩いたりして気道を開けてください。
・水分や栄養を十分に摂って体力を保ってください。
・パルスオキシメーターで血中酸素飽和度を測定し、93%以下の場合はすぐに連絡先に連絡してください。
・療養解除後も周りの人への感染予防を心がけてください。
熱中症【熱けいれんの場合】
冷たいタオルや氷嚢でけいれんした部位を冷やす。水分と塩分を補給する。休息する。

【熱疲労の場合】
涼しい場所に移動する。水分と塩分を補給する。休息する。

【熱射病の場合】
救急車を呼ぶ。涼しい場所に移動する。衣服をゆるめる。冷たいタオルや氷嚢で首や脇の下、足の付け根(そけい部)を冷やす。水分と塩分を補給する。意識がない場合は、安全な姿勢にして呼吸や脈拍を確認する。

【熱失神の場合】
横になって足を高くする。水分と塩分を補給する。休息する。

万全な準備を

初夏そして夏休みが始まり、外出する機会が多くなると思います。外出先で急な発熱や痛みがあるのにスグに病院に行けないなどの時に、予め市販薬を用意しておくことをおススメします。

おススメは、お子様も服用できる解熱鎮痛剤と熱吸収です。

幼児や小児に対しても服用できる「アセトアミノフェン」通称「カロナール」がおススメです。
(※ロキソプロフェンは15歳未満の服用は認められておらず、胃腸障害などの副作用に注意する必要があるためです)

■急な発熱対策に使える”キンキンに冷える冷却シート
レジャーや旅行先・帰省先での不足に備えて準備しておきましょう!

■3ヵ月から7才未満のお子さま用のシロップタイプのかぜ薬です。
アセトアミノフェンがお子さまの体力を消耗させる〈発熱〉〈のどの痛み〉〈頭痛〉などかぜの諸症状を緩和します。

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まとめ

今回の記事での大事なポイントは、私たち全員が子供たち、ご家族、そしてお互いの世話をするために理解を深め最善を尽くすことです。
ウイルス感染予防として、手を洗う、身体的な距離を保ち、状況に応じてマスクを着用するなどの対策をとりましょう。

[参考文献]

厚生労働省「新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)

米国CDC「Similarities and Differences between Flu and COVID-19

欧州CDC「Questions and answers on COVID-19: Basic facts

東京大学医科学研究所「新型コロナウイルス感染症流行下では 10歳未満の小児のライノウイルス感染リスクが上昇した

厚生労働省「医薬品販売制度

感染者&症例
この記事を書いた人

研究者/アドバイザー

スタンフォード大学医学部COVID-19&免疫・幹細胞学コース等を修了。新型コロナウイルス・美容・健康についてエビデンスを元に「知りたい情報をわかりやすく」情報発信するブログを開設。
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