コロナBA.5症状:赤い発疹 蕁麻疹

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BA.5による症状として発熱、ノドの痛み、倦怠感は主な症状ですが、無症状の方や発症後2~3日以降に赤い発疹や蕁麻疹(じんましん)の症状が出る場合があります。

この記事では、コロナBA.5でみられる赤い発疹や蕁麻疹を理解し、その対処方法についてご紹介しています。

BA.5にみられる症状

オミクロン株BA.5による症状では、従来のオミクロン株(BA.1、BA.2)による症状とほぼ変わりはありませんが、症状の割合が多い順は次の通りです。

【BA.5による主な症状】
・発熱
・ノドの痛み
・倦怠感
・咳
・頭痛
・筋肉や身体の痛み
・鼻水・くしゃみ
・吐き気または嘔吐
・下痢

※BA.5、風邪、RSウイルス、インフルエンザとの症状の違いなどの比較は、こちらの記事をご参照ください。

発熱などは発症後2日程度で解熱しますが、ノドの痛みなどは1~2週間を経過する傾向があります。

BA.5にみられる赤い発疹や蕁麻疹

赤い発疹や蕁麻疹は、オミクロン株だけでなく他のウイルスでも起こるものですが、BA.5での特徴は主に次の2通りです。

パターン1
検査結果が「陽性」だが、発熱などコロナの主な症状が出ていない「無症状」の場合

症状
蚊などの虫に刺されていないのに、蚊に刺されたような「赤い発疹」がでる。

経過
赤い発疹が出るが、2時間程度で消えていく

パターン2
コロナの何らかの症状が発症した方

症状
コロナの何らかの発症が発症した日(発症日)から2~3日後に、「赤い発疹」や「蕁麻疹」が出始める

経過
これらの発疹は2時間後に消える方もいますが、通常、数週間で消えます。

※発熱など主な症状が治った後や、検査で「陰性」という結果でも「発疹」が出始めますので、この発疹や蕁麻疹を「コロナ後遺症」と判断する場合もあります。

※最大で6週間の事例がありますが、6週間を超えると「長期蕁麻疹」とみなされます。コロナによる「慢性蕁麻疹患者」の例はほとんどありません。

発疹や蕁麻疹が出るの割合

オミクロンによる皮膚症状の割合は次の通りです。

斑状丘疹性発疹(47%)
蕁麻疹病変(19%)
小胞または膿疱を伴う先端部の紅斑(仮性しもやけ)(19%)
その他の水疱性発疹(9%)
リベドまたは壊死(6%)

これらの症状が現れるのは、発熱など他の症状が出る前に発疹があらわれたが15%。

仮性しもやけの場合は、59%が主な症状が治った後にあらわれたと報告されている。

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発疹や蕁麻疹が出る理由

多くの研究調査が行われ、査読中の論文も数多くありますが、まだ解明されていません。なお、現時点での研究者のおおよその見解としては大きく分けて3つあります。

免疫システムが稼働中

コロナに対する身体の免疫システムがまだ活性化中(免疫システムが感染(コロナウイルス)と戦っている最中=回復期)であることを挙げています。
その活性化中において、免疫システム内に誤作動が起こり、このような発疹や蕁麻疹を引き起こしていると考えられています。

心理的/社会的ストレス

軽い蕁麻疹、湿疹が出やすいなどのアトピー性皮膚炎などの方々が、コロナパンデミックによる長期的な社会的制限による心理的/社会的ストレスによる、皮膚疾患の悪化

行動変化

コロナパンデミックにより、手指の頻繁な消毒や、マスク着用による顔面皮膚の皮膚炎、乾燥症など、これらの皮膚疾患が悪化したもの

まとめ

以上、これらの理由のため、発疹や蕁麻疹が出ては消え、また出ては消えを繰り返す場合があります。

また、これらの皮膚症状が出た方の多くは、市販薬で治る頻度が高く、ベナドリル、クラリチン、アレグラなどの単純な抗ヒスタミン薬の服用で治まる場合が多いです。

一方、7月22日現在、アメリカでは「手足口病(Hand-foot-and-mouth disease)」も流行っています。

手足口病は大人でも感染しますし、日本でも流行する可能性もあります。
今のコロナ禍においては、オミクロン株によるものなのか?手足口病なのか?を判断するためにも、最寄りの医療専門家(皮膚科・精神科)に相談することをおすすめいたします。

【参考文献】

・https://health-study.joinzoe.com/

・https://abc7news.com/covid-hives-rashes-recovery-omicron/12066045/

・https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32348545/

・https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32339706/

・https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32358890/

・https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/hcp/clinical-care/post-covid-conditions.html

・https://www.nbcchicago.com/news/local/symptoms-and-more-latest-on-super-contagious-omicron-subvariant-ba-5/2878362/

感染者&症例
この記事を書いた人
YOSHINORI MAEDA

研究者/アドバイザー

スタンフォード大学医学部COVID-19&免疫・幹細胞学コース等を修了。新型コロナウイルス・美容・健康についてエビデンスを元に「知りたい情報をわかりやすく」情報発信するブログを開設。
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