▶要注意!デルタ株による子供の重症度の高まり

デルタ株による子供の重症化感染者&症例
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本記事には、親御さん、学校関係者の方々に注意いただきたい内容が含まれています。

【お知らせ】
皆さまからのご要望にお応えし、コロナ感染症やワクチン副反応についての実用本が完成いたしました!!!

・もし、コロナに感染してしまったら。
・自宅療養になったら。
・コロナ?風邪?熱中症?症状の見極め方は?
・ワクチンの副反応って、具体的にはどんな症状なの?
・12歳~18歳に起こるワクチン副反応は?
・副反応の対処法は?
・ワクチン以外の免疫アップの方法は?
などなど。

本ブログで紹介しきれなかった写真や図を使って、みんなが知りたい内容を分かりやすくQ&A方式でお答えしています。
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みんな、どうだったの? エビデンスで答える新型コロナ感染症とワクチン副反応: ワクチン接種前後の必読本

こんにちは、
ヘルスケア・アドバイザーの前田 義徳(マエダ ヨシノリ)です。

8月17日、とても気になるニュースが入ってきました。米国のニュースですが、その内容は「新型コロナウイルスで入院した子供たちの数は、1日に1,900を超える過去最高を記録」というものです。

2020年、武漢株のみが優位だった新型コロナ・パンデミックの初期段階では、「子供は大丈夫!」という考えでしたが、新たな変異「デルタ株」の出現により、その考えは大きく変わりそうです。

このニュースは正しいのか?実際に生データを見てましょう。
米国疾病予防管理センター(CDC)のデータを触ってみると、米国人口10万人当たりのCOVID-19確定患者の新規入院数(年齢別)で抽出すると、0~17歳の患者は7月3日までは0.08%だったのが8月14日には0.38%まで跳ね上がっており、現在の米国全体の入院患者の約2.4%を占めていることが分かります。

、米国人口10万人当たりのCOVID-19確定患者の新規入院数(年齢別)

では、米国の17歳以下に対してどのような予防対策が並行して進んでいるのか、米国小児学会(AAP)のデータを見てみましょう。

そのデータから分かることは、次の通りです。
・米国の18歳未満の人口は、1,070万人
・そのうち、16~17歳の53%、12歳~15歳の43%が1回目のワクチン接種を済み
・これらの子供たち800万人は、2回目のワクチンも接種完了済み
・内訳: 16~17歳の43%、12歳~15歳の31%
・米国人口の14.5%に相当する12歳未満の子供たちは、ワクチン接種の資格がない。

これらのデータから、米国では12歳~17歳へのワクチン接種が加速しているが、12歳未満の子供たちはワクチン接種の資格がないこともあり、入院患者が増加しているということが分かります。

「新型コロナウイルスは、子供は大丈夫!」という考えを、デルタ株の出現によってその考え方を大きく変える必要があります。

日本も米国と同様に、12歳未満の子供たちにはワクチン接種を受けることができません。
子供たちを安全に守るのは大人たちの責任です。
親、学校関係者、政府、自治体、私たち大人の行動がとても重要です。子供たちのわずかな症状でも見落とさないよう注意していきましょう。
コロナ感染による症状やワクチン副反応については、最新データとエビデンスでまとまった最新刊もありますので是非、この機会にご覧になってください。

【参考文献】
Children hospitalized with COVID-19 in U.S. hits record number
CDC Data Tracker
https://covid.cdc.gov/covid-data-tracker/#new-hospital-admissions
https://www.aap.org/

感染者&症例
この記事を書いた人

研究者/アドバイザー

スタンフォード大学医学部COVID-19&免疫・幹細胞学コース等を修了。新型コロナウイルス・美容・健康についてエビデンスを元に「知りたい情報をわかりやすく」情報発信するブログを開設。
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