今度こそ英会話ができるようになる!あきらめていた人も大丈夫!忙しい社会人のために、独学でも今度こそ英語ができるようになる勉強法をご紹介しています。
こんにちは。
マーケティング・コンサルタントの前田 義徳(マエダ ヨシノリ)です。
今回のテーマは「英会話勉強法」です。
先日、弊社(アストロサイト社)主催のリーダー向けオンラインセミナーの中で、「英語が話せたり、聞けるようになりたい」「早く英語ができるようになる方法を教えて欲しい」という話題で盛り上がりました。
英語の話題で盛り上がった背景には今のコロナ禍による影響もあり、次の3つの理由がありました。
- 海外から、Zoomなどオンライン会議のリクエストが増えた。
- SNSで海外の最新情報やニュースを英語で聞けるようになりたい。
- 在宅なので、空いている時間でしっかり英語を身に付けて(ライバル)に差をつけていたい
では、どんな勉強方法をやっているのかを伺ってみると、主に次のような回答でした。
- 「そもそも単語を知らないと」ということで、単語を見て、読んで、という方々
- 先ずは「文法だろう」ということで、中学英語からやり直しの方々
- 「聞けることだろう」ということで、ラジオ講座やYouTube利用の方々
- 「とりあえず」ということで、英会話スクールやオンライン英会話を利用している方々
今も続けている方も、何度もチャレンジと挫折を繰り返してきている方もいらっしゃいましたが、共通するのは「やっぱり、話せないし、聞けないんですよ」ということでみんなが一致しました。
というわけで今回、そのオンラインセミナーで話したぶっちゃけ話を記事にしました。
全く英語ができなかった私が、外資系企業に勤めたり、アメリカの大学で学べるようになった独自の勉強方法をベースに、英語に拒絶反応している人やTOEICスコアアップ、そして外資系に転職を考えている人などにもおススメの「英語ができるようになる」勉強方法をご紹介したいと思います。
90%の人が、英語ができなくて当然なんです!
中学校から英語学習を始め、高校を卒業するまでの6年も英語を勉強しているにも関わらず、英語が苦手で、しかも「なぜ英語が上達しないんだろう?」という人がほとんどなんです。
講談社や楽天の調査で、英語ができる日本人は、多く見積もっても10%しかいないらしいんです。
90%の人が英語ができないということは、言い過ぎかもしれませんが、「6年も勉強してきて話せないんだから、90%の人が英語の勉強方法を間違っていた」ということと同じですよね。
だから、あなただけが英語ができないんじゃなくて、ほとんどの方が英語が出来ないのが当然なんです。
学校の先生や、オンラインやYouTubeに出てくる方々は英語を教えるプロかもしれませんが、その方々はそもそも外国の方であったり、留学経験・滞在経験のある方がほとんでで、私たちに必要な「学び方」を教えるプロではないような気がします。
そう!私たちは単に、英語の「学び方」=勉強方法が間違っていただけなので、あきらめたりしなくていいんです!
英語も日本語も同じ「言語」です。日本語ができるのであれば、英語も出来るんです!
でも、その勉強方法では、いつまでたっても英語ができるようになりません!
それでは、おススメする英語勉強方法を始める前に「お願い」です。
次に挙げる勉強方法は、めちゃくちゃ効率が悪いので避けてください。
- 集中学習
- 語呂合わせ
- マーカーでラインをひく
ここに挙げた1~3、お気づきになりました?
そう! これらの勉強方法はまさに学校のテスト=「受験」目的の勉強方法なんです。
外国人相手に英語でコミュニケーションすることが目的の勉強方法ではないんです。
正直、私もやってました。
だから、全然、英語が出来なかったんですよね。しかも、やっても出来ないから途中であきらめて、また、やり始めるけど、また出来ない。そんな感じで数年を無駄にしたなぁ~って。
なぜ、非効率な勉強方法なのか?
これらの勉強方法がなぜ非効率だったのかを、ご紹介します。
1.非効率な集中学習
この学習方法は、例えば「よし!今日は1時間の時間をとって「完了形などの時制」について徹底的に勉強するぞ!」というものです。
実際にやってみましょう!
集中学習で得た情報は、1週間後にはほとんど忘れていますから(笑
理由は、「人間の脳は、集中と緩和を繰り返すことで知識として定着させている」ということです。
集中して学習しているときは記憶があるけど、緩和=リラックスしているときには記憶していない状態になっているのです。
つまり、「あれ?何だったっけ?」というように、脳に定着していないんです。
たとえば、「時制」をメインに集中学習して覚えた英文が「I’ll call her when I have finished the blog. (ブログを書き終えたら、彼女に電話しよー)」とします。
学習集中モードのときは覚えていますが、勉強をやめてリラックスモードに切り替わったときに、さっき覚えた英文が口から出てこないんです。
さっき覚えた英文だからこそ、勉強が終えた瞬間に「Now that I have finished studying English, I’ll grab lunch!」というような英文が瞬時にサラッと出るようになることが大事なんです。
つまり、リラックスしている状態でも情報を得ることで、知識として定着させることが重要なんです。
リラックスしているときにでも「This is a pen.」はサラッと言えたり、聞けたり、読めたりしますよね。そう!集中モード・リラックスモードに関係なく、サラッと英語で独り言が言えるように脳に定着させることが重要なんです。
2.非効率な語呂合わせ
語呂合わせの例として「1192(いい国)つくろう鎌倉幕府」は有名ですよね。(※今の歴史の教科書では、鎌倉幕府の成立は1185年(いい箱)にアップデートされていますが(笑)
英語で例をあげると「Get out of here!(下駄はく日や!)」や「Allocate(粗毛糸:アラケイト)を縫製職人に割り当てる」などがあり、語呂合わせのフレーズが頭に刻み込まれれば、逆に忘れ去ることは難しくなります。
このように、語呂合わせは「記憶術」としてのメリットは抜群なのですが、言語として活用するには、ほとんど役に立ちません。
たとえば、先ほどのAllocateが会話に出てきたときに、英語を一旦、日本語で覚えた語呂合わせの記憶「Allocate(粗毛糸)を縫製職人に割り当てる」に結び付け、Allocateの意味は「あれ? 縫製だったっけ? 割り当てるだっけ?」と混乱する場合もあり、瞬時にAllocateの意味がつながりません。
英語 → 語呂合わせ → 日本語 → 英語 と、頭の中でかなり遠回りな記憶をたどっていくことになり、非効率なんです。
3.非効率なマーカーでラインをひく勉強方法
「大事だなぁ~」と思う部分に、マーカーやボールペンでラインをひくことよくありますよね? しかも、「こすると消える蛍光ペン:フリクション」など、とてもカラフルなラインナップで、購入意欲をそそられます(笑
しかし、脳科学的にはとても非効率なんです。
テキストにひいたハイライトを見ると、脳は「ここが重要なポイントなんだな」と判断します。そこで問題は、チェックされていることに対して脳が「安心」し、「満足」してしまうことなんです。
つまり、重要なポイントを他の文章と区別(ハイライト)しただけで満足し、「使える知識」として脳に刷り込まれないんです。
あなたが、1週間くらい前にハイライトした文章やキーワード、今、スラっと言えますか?
ね! 口からサラッと出てこないでしょ?
安心してください、それが人間なんですから。
ここまでで、今までの勉強方法がいかに受験用の勉強方法だったというがご理解いただけたと思います。英語が話せる・聞けるには非効率な勉強方法だったんです。
だからこそ、安心してください!
英語も日本語も「言語」です。日本語ができるんですから、勉強法が分かれば英語もできるようになりますから。
ちょっと長くなりましたので、効率的な勉強法についての続きを次号のブログにアップしますので楽しみにしていてください。
PS:
弊社のコンサルティング・サービスでは、このようなクライアント様のお悩みにもお応えしています。クライアント様独自にカスタマイズしたコンサルティングを行っていますので、お気軽にご相談ください。
マーケティング・コンサルタントの前田義徳(マエダ ヨシノリ)でした。