これからワクチン接種を考えているけど、実際にどんな症状が、どのくらいの頻度で、どのくらいの期間続くんだろう?。。。そんな不安ありますよね。
そこで今回、最新情報をもとにワクチン副反応による不快な症状を和らげる対処法もあわせてご紹介します。
※)本記事は、「ワクチン副反応と対処法」というテーマの第三弾(最新版:2021年9月版)です。
こんにちは、
ヘルスケア・アドバイザの前田 義徳(マエダ ヨシノリ)です。
2021年9月度版:「ワクチン副反応とその対処法」
第三回目となる本記事は、前回(7月5日付記事)のアップデート版として、8月25日時点までの最新情報をベースに、 第一回目からの記事内容を含んだ「まとめ記事」的に書き起こしています。
5分くらいで読み終わるかと思いますので、さっそく見ていきましょう!
デルタ株が優位になったの?
先ず、新型コロナウイルスの進化の状況を見てみましょう。
新型コロナウイルスの系統発生と株の分岐群を追跡しているGISAIDによると、日本国内8月29日時点では、デルタ株が85%、従来のアルファ株が15%となっています。
2021年5月12日ではアルファ株が100%を占めていたにも関わらず、デルタ株はわずか2カ月(7月12日時点)でアルファ株を抜き(54%)、現在では85%を占めています。
このことから、今はデルタ株に対応しているワクチンなのかどうかが気になるポイントですね。
ワクチン接種に関する情報
ワクチンを接種するのに、ファイザーとモデルナ、どっちがいいんだろう?その決め手は、次の
どちらですか?
・ワクチンの「効果」を優先する
・ワクチンの「副反応が少ないほう」を優先する
2つとも優先したいですよね。個人的には、あなたにベストをおススメしたいところですが、どちらも接種する人の個人差によって大きく異なるので、実際に最新のエビデンスを見て、あなたに最適なものを選んでいきましょう!
それでは、選ぶ際のポイント「効果」と「副反応」という2つ視点で、最新のエビデンスを元に紹介していきます。
ワクチンの効果について
2021年8月、ワクチンの有効性について世界各国の公的機関でアップデートがありました。
そのデータによると、ファイザーとモデルナの比較では、「重症化を予防する効果」および「感染を予防する効果」ともにモデルナが優位で、「重症化を予防する効果」で3ポイント、「感染を予防する効果」で2ポイントの差がついています。
アストラゼネカ社などのワクチンとの比較も含め、もう少し詳しく知りたいな、という方は当ブログのコチラの記事をご参照ください。
ワクチンの副反応について
では次に、どんな症状が、どのくらいの頻度で、どのくらい続くんだろう。。。そんな視点で、次の表にまとめてみました。
先ず、ファイザー、モデルナ、アストラゼネカともに、性別・年齢で異なります。あなたや、ご家族に当てはめてみてください。
次にどのくらいの頻度なのか?
ファイザーおよびモデルナともに1回目と2回目にも副反応がありますが、両ワクチンともに2回目の接種での副反応が出やすくなっています。
では、副反応はどのくらい続くのか?は下表のとおりです。
例えば「筋肉や関節の痛み」の副反応では、ワクチン接種後1時間で反応が出る人もいれば、「倦怠感」の例では、最大で144時間も続く人がいます。
注射を打った後に注意すべき点、接種部の痛み(疼痛)、「モデルナアーム」と呼ばれる症状などについては、当ブログの第1回目、第2回目のそれぞれの記事をご参照ください。
なお、具体的な症状や、12歳~18歳の方々の副反応など、より詳細な情報をお知りになりたい方は、ブログでは公開できない情報を特別にまとめた電子書籍(無料版あり)をご覧ください。
おススメの対処法
実際にワクチン接種を受ける身としては、できるだけ痛みや症状を避けたいし、和らげたい!というのが本音ですよね?
ワクチンは人間の免疫系との相互作用なので、頭痛・発熱・倦怠感の他にも、動悸や胃の不快感、不眠が出るなど個人差によって異なります。
そして、「免疫力が高い方」や「若い方」が副反応が強く表れます。
選択肢としては、症状が出てから服用する「西洋薬」か?、事前に症状を和らげるために服用する「漢方薬」か?となりますが「漢方薬」がおススメです。
漢方薬をおススメする理由としては、
① 西洋薬は接種前の服用が推奨されていないこと。
② 西洋薬との服用も併用可能であること。
ということから漢方薬をおススメしています。
おススメの漢方薬は後述しますが、「西洋薬」の場合は、妊娠時の方やお子様にも安心な「カロナール」がおススメです。しかし、痛みが強い場合、カロナールは鎮痛効果が弱いため、鎮痛効果が高いアスピリン、ロキソプロフェン、イブプロフェインなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を含む解熱鎮痛剤をご検討いただくことになります。
但し、これらのNSAIDsには胃腸障害などの副作用があるため、同時に胃腸薬を処方されるケースが多いので、服用される場合は薬剤師あるいはかかりつけ医に相談してください。
では、具体的にどのような漢方薬がいいのか? 詳細は当ブログのコチラの記事をご参照ください。
いかがでしたでしょうか?
副反応は対処法で和らぐことができます。
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最後までご覧いただきありがとうございます。
新型コロナウイルスは日々、変異し続けており、これからもどのような症状が発症するのか不明です。そのために世界中で多くの研究がされています。
これからも可能な限り、最新データとエビデンスをもとに、わかりやすく解説してご紹介していきたいと思いますので、引き続きお立ち寄りください。
ヘルスケア・アドバイザーの前田 義徳(マエダ ヨシノリ)でした。
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